社員インタビュー

自社製品への思いと、未経験から挑んだ大規模ロボットプロジェクト。
全体最適を見据え、お客様に真の価値を届ける

Solution Engineering本部 システムエンジニア(SE)

2017年入社

大阪オフィス

M.M

新卒でSIerに入社し、システム開発業務を経験後、Phoxterに入社。入社当初は外観検査システム「StellaController」の開発・導入に携わり、現在は搬送自動化ソリューションのシステムエンジニアおよびプロジェクトマネージャーとして活躍中。

Phoxterに入社したきっかけを教えてください。

前職はSIerで、ECサイトのバックエンド構築や工場向けのアプリ構築をしていました。SIerはお客様の要望に合わせて一品もののシステムを納める業態でしたが、私は「自分たちの会社の製品を作りたい」という思いを強く持つようになりました。

Phoxterでなら、自社の製品やサービスを育てていく仕事ができることに大きな魅力を感じました。また、画像処理に特化したスペシャリストが多く在籍しており、ここに入れば確実に自分の技術スキルが向上すると確信できたため、入社を決めました。

入社後、どのような業務を担当されていましたか?

入社してしばらくは、自社製の外観検査システム「StellaController」の開発サポートや、お客様の現場に合わせたカスタマイズ案件の導入を担当していました。例えば、標準仕様では「StellaController」に繋がらないような特殊なカメラを接続できるようにシステム構成を考え、納品するといった業務です。この「初めて自分で考えてお客様にシステムを納品した案件」は、今でもとても印象に残っています。

その後、2019年頃に会社として本格的に搬送ロボットを取り扱うことになり、私がメイン担当の一人となりました。

当時は「ロボットを使って現場で何をするのか」というイメージすら持てていない状態で、全くの未経験からのスタートでした。最初は海外のロボットメーカーの技術者から短いレクチャーを受け、そこからは実機とシミュレーターを使いながら、とにかく試行錯誤を繰り返して知識と技術を身につけていきました。

現在はどのような役割を担っているのでしょうか?

搬送ロボットの導入プロジェクトにおいて、プロジェクトマネージャー(PM)とシステムエンジニア(SE)の役割を担っています。営業段階から案件に入り、お客様と一緒に要件定義を行います。そこで決まった内容をもとに、「どのようなシステム構成にするか」を考え、実際に開発をする仕事です。

ただ、今は組織が急成長している過渡期ということもあり、システムの立ち上げや導入後のアフターサポートといったテクニカルアドバイザー(TA)の領域にも時間を割いており、幅広く携わっています。大変な面もありますが、上流工程から実際にシステムが現場で稼働し、保守運用に乗るまでの一連のライフサイクル全てに一気通貫で携われるのは、エンジニアとして非常に大きな経験値になっています。

どんなところに仕事のやりがいや面白さを感じますか?

技術者としてはやはり、自分が考え、設計したシステムが「自分の思った通りに動いた瞬間」に一番の面白さを感じます。それに加えて、お客様が実現したかった価値をしっかり出せるように動かせたときに、より大きなやりがいを感じます。

お客様により良い価値を届けるためには、技術の視点だけでは足りないと感じることもあります。そのため最近は、「営業が普段どのようにお客様と向き合い、どんな課題を引き出しているのか」というアプローチ手法そのものに深く興味を持っています。お客様の真の課題がどこにあるのかを理解できれば、私たち技術チームからも「こういう技術を使えば、もっと本質的な解決ができますよ」と、より強固な提案や営業の後押しができると考えています。

特に印象に残っているプロジェクトはありますか?

60台規模のAMRを導入した大規模プロジェクトですね。台数が多いだけでなく、大企業のお客様特有の高いサービスレベルが求められるチャレンジングな案件でした。

これまでの小規模なシステムとは異なる仕組みづくりが必要で、要件定義から運用保守に至るまで本当に大変でしたが、テレビなどのメディアでも取り上げられ、自分たちの仕事が社会に与えるインパクトの大きさを肌で実感できた、とても印象深い経験です。

Phoxterの強みは何だと思いますか?

「お客様の言うことをそのまま鵜呑みにして作らない」ところだと思います。

お客様の業界や立ち位置によって、ご要望の「解像度」は全く異なります。例えば、物流業界のマネジメント層の方だと、「理想の全体像」はあっても現場の具体的な運用イメージがぼんやりしていることがよくあります。逆に、工場のお客様(生産技術の方など)からは「こういう動きに改善したい」と非常に細かく明確なご要望をいただくことがあります。しかし、全体最適の視点で見ると、その通りにシステムを組むとかえって上手く回らなくなるケースが実は多いんです。

例えば以前、「棚卸し作業」をシステム化する案件で、お客様は「据え付けのモニターをタッチして作業したい」と希望されていました。しかし、実際の棚卸しは「棚から物を取る→数える→戻す」の連続です。据え付けモニターでは、作業者がいちいち立ったりしゃがんだりを繰り返すことになり、現場の負担が大きくなってしまいます。そこで私たちは、実際の運用を想定し、「ハンディターミナルを持たせて歩きながらカウントアップさせる運用がベストです」と提案しました。

私たちは、豊富な導入実績から得たノウハウを持っています。だからこそ「言われた通り」ではなく、「全体を考慮すると、こうした方がベストです」と正しい提案ができます。全体最適を見据え、時にはAMRではなく、棚搬送ロボット(CTU)を提案することもあります。現場を深く理解し、より良いものへと議論を膨らませ、それを実現する技術力があることが、Phoxterの最大の強みですね。

会社全体のカルチャーや雰囲気は、入社当時から変わりましたか?

私が入社した当時は10名ほどの組織で、同じような業種・バックグラウンドを持つ熟練の技術者が集まった「一を聞いて十を知る」ような少数精鋭の職人集団でした。

現在は人数も70名規模になり、20代から60代まで幅広い年代のメンバーが在籍しています。多様なバックグラウンドを持つ人が増えたことで、組織としての多様性が大きく広がりましたね。阿吽の呼吸で進んでいた昔とは違い、今はしっかりコミュニケーションを取り、チームワークで連携しながらプロジェクトを進めるプロセスへと進化しています。

PhoxterのSEにはどんな人が合うと思いますか?

技術者として、ひとつのことにしっかり向き合える「職人気質」を持っている人が私は好きですし、合っていると思います。ただ、自分のこだわりだけを貫くのではなく、お客様の声にしっかり耳を傾けられる「お客様ファースト」の視点も不可欠です。お客様の理想と、システムとしての実現性やビジネスの視点を、良い塩梅でバランスを取って調整できる人が理想ですね。

スキル面で期待することはありますか?

これまでのPhoxterは、カメラやセンサー、制御系といった組み込み技術を持つメンバーが多く活躍してきました。今後のシステムの高度化や大規模化を見据えると、サーバーやネットワーク、インフラ関係の知識・経験を持った方が加わってくださると、非常にスムーズに立ち上がれると思いますし、会社としても求めている人材です。

コーディングだけ、あるいは顧客折衝だけ、というよりは、両方の経験がある方だと嬉しいですね。もちろんロボット未経験でも、新しい技術を吸収する意欲があれば大歓迎です。一緒に挑戦してくれる方をお待ちしています!

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